夕張・・・
今、夕張と聞くと、財政破綻が真っ先に浮かぶのでしょうか。
炭鉱の町、幸せの黄色いハンカチ、夕張メロン
夕張と言えば、私はやっぱり夕張メロンです。
もう10年位前でしょうか。
友達2人で北海道旅行を計画した時、夕張メロン食べたさに旅行コースを組み夕張を訪れたことがあります。富良野から夕張へ入るコースを取ったのと適当な計画だったため、夕張まで行くのに1日がかり。本当に大変でした。
乗換駅は何も無いところで、夕張行きの電車待ちに3時間近く。
こじんまりとした夕張駅に降りたったのですが、立派な幹線道路はあるものの人影は無く。バス停がどこか分からなかったので、とりあえず町の方向へ向かってテクテク、テクテク・・・
タクシー会社らしき建物がありましたが、やはり人影は無く。結局、町の中心地のホテルまで歩いたのですが、商店街は閉まっているお店も多く閑散としていていました。
ホテルに付いた時、従業員の方の顔を見てホッとしました。
荷物を預けた後、直ぐにタクシーを呼んで頂いて観光。
黄色いハンカチがたなびいているのに感動し、夕張メロン城を訪れた後、タクシーの運転手さんお勧めの夕張メロン直売店へ向かいました。
お土産用のメロンを注文し、目的達成という事でホテルへ。
ホテルに到着した時、タクシーの運転手さんから袋を渡されました。
その中には大きな夕張メロンが1つ。
私達がお土産の夕張メロンを頼んでいる間に、運転手さんは私達への夕張メロンを購入してくれていたのです。
「夕張メロンは現地で食べるのが一番美味しいんだよ。」
「今夜のデザートに冷やして食べてね。」
お土産用に売っているのは完熟前に積んだものだし、さっきお土産用に郵送を頼んだメロンは朝摘みを送ってはくれるけど、完熟したものは痛んでしまうから完熟一歩前のを送るんだ。せっかく夕張まで来てくれたから、本当の美味しさを知ってもらいたい。
「だから、これはおじさんからのプレゼントだよ。」ということでした。
メロンを頂いて嬉しかったのですが、部屋に戻ってから、「さて、どうしよう」かと2人で悩みました。
冷やして食べてと言われたけど、ホテルの小さな冷蔵庫には入らない。
とりあえず、洗面所に水を溜め、氷を入れて冷やしてみました。
次はどうやって切り分けたら良いのか、です。
スプーンは売店でお土産品を購入できたのですが、ナイフなんて持っていません。ホテルの人に頼もうかとも思いましたが、それも気がひけるし。で、私達がとった行動は、爪楊枝を使って切り分けるという荒業に(^_^;)
メロンは柔らかく、爪楊枝数本とスプーンで何とか無事2つに分けることができました。
必死の思いで切り分けたメロンを一口頬張ったら、幸せな気分になって笑みがこぼれてくるんです。殆ど冷えてはいなかったんですが、とっても美味しかった。
夕張メロンを食べたのは、その時が初めてではありません。
修学旅行で行った函館の市場でも食べました。
その日のホテルの夕食にも夕張メロンは付いていました。
でも、タクシーの運転手さんから頂いたメロンは格別だったのです。
本当に、本当に美味しかったのです。
あんなに美味しいメロンは、後にも先にも1度きりです。
余談ですが、夕張メロンは「かぼちゃメロン」と呼ばれていた時期がありました。
何かでそのことを聞いていたのか、夕張メロンはかぼちゃとメロンを交配して作られた品種だと、何故かずーっと勘違いしていました。かぼちゃが入っているから、まろやかでしっとりしているんだと思い込んでいたのです。
でも、実は、赤肉のメロンがまだ無く評価を受けなかった時代(1960年頃)に、そういわれていたんだそうです。高級品のメロンじゃなく、かぼちゃのようだと、低価値のメロンという代名詞として使用されていたんです。
今では高級品の夕張メロンにもこんな時期があったんですね。
北海道雑学百科 ぷっちとがいど「夕張メロン」
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